身体の冷えで起こる…身体の不調

平熱が３６℃を下回る低体温の人が増えています。身体が冷えると様々な身体の不調を招いてしまいます。

≪風邪をひきやすくなる≫

身体が冷えていると、免疫力をつかさどる血液中のリンパ球の数が減るので、カゼなど様々な病気にかかりやすくなります。そのため、疲れやすくもなってしまうのです。

≪肌荒れ・肩コリ・食欲不振≫

身体の冷えにより血の巡りが悪くなり、身体に必要な栄養素や酸素をスムーズに運ぶことが出きずに、身体全体の機能が低下してしまいます。それにより肌の状態が悪くなったり、肩コリがでたりします。また、胃や腸の働きも落ちるので、食欲不振や下痢などの症状が出る場合もあります。

≪月経の不調≫

特に女性にとって身体の冷えが悪影響なのは、ホルモンバランスの乱れにつながるからです。ホルモンバランスが乱れると、月経周期が一定にならなくなったり、ひどい場合には無月経になります。また、低体温が不妊の原因という人はかなりいます。体温をコントロールする自律神経がホルモン系と関わりが深いので、自律神経の働きが乱れると、ホルモンのバランスに影響するのです。

※「手足の冷え」と「身体の冷え」の違い

手足の先は冷たいけれどお腹は温かいなど、身体の一部が冷たいのが「手足の冷え」。身体のどこもかしこも冷たいのが「身体の冷え」です。人は、身体の冷たい部分を不快と感じるので、「手足の冷え」は自覚しやすいのです。一方、身体の全てが冷たいと、脳は低い温度を基準に体温調節するため、不快感がないので低体温は自覚しにくく、症状が悪化しやすいのです。

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