冬に増えるかゆみの原因は？

冬にかゆみを感じるのは・・・

「冬になるとかゆみが出てくる」という方も多いでしょう。その原因は実は乾燥です。私たちの肌は、皮脂分泌や空気中の湿度によって水分量を保つことで、外部からの刺激をブロックしています。しかし、空気が乾燥する冬は、肌の水分量も夏の半分以下となってしまい、カサカサ肌やかゆみの原因となります。

かゆみを感じやすい脚や腕

脚や腕にかゆみを感じることが多いのは、身体の部位によって分泌される皮脂の量が違うからです。顔や身体の中心には皮脂腺が多く、皮脂の分泌量もたっぷりしています。それに対して、脚や腕などは皮脂腺が少ないため肌も乾燥しやすくなります。さらに、脚や腕は衣類などに覆われず外気にさらされることが多いため、様々な刺激を受けてバリア機能が低下しやすく、かゆみも起こりやすくなります。

年をとると徐々に・・・

さらに、加齢によっても肌の乾燥が進んでしまうので、かゆみは毎年ひどくなっていく人も多いのです。角質層にあって水分を保つ働きのあるセラミドの量は、４０代では１０代半ばの半分にまで減ってしまうのです。

内臓疾患が原因の場合も

気をつけなければいけないのは、内臓疾患でも肌にかゆみがでる場合があることです。例えば、糖尿病では合併症の１つとしてかゆみが起こることがあります。他にも、肝硬変や慢性腎不全などでもかゆみが起こることがあります。さらには、薬や食べ物のアレルギーという可能性もあり得ます。かゆみが続くようならば、きちんと皮膚科を受診しましょう。

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