指先は・・・脳と関係が深い


ブラインドタッチ入力は、脳にも入力されず

手元のキーをまったく見ずに、キーボードの文字を打つ「ブラインドタッチ」。仕事の効率から言えば、理想的なのですが、自分の脳に対してどうかと言えば、実はこれがマイナス。入力操作は脳の決まりきった能力しか使わず、脳に刺激を与えないのです。

左右を変えると…脳に刺激

全く同じことでも、利き手と反対の手を使うと、脳にとても刺激になるのです。普通のキーボードでは難しいかもしれませんが、例えば、携帯メールなどで一工夫してみましょう。普段と逆の手で携帯電話を持ってメールを打つと、いつもと違う刺激が脳に与えられます。

左右両手を使うと…脳の機能アップ

脳は左右バランスよく使ったほうが、機能がアップします。右手は左脳に、左手は右脳に支配されているので、利き手と反対の手もなるべく使いましょう。携帯メールのほか、歯を磨くのもオススメです。難しければ、まずは冷蔵庫をあける、電話をかける、ドアの鍵をかけるなど、簡単なことから試してみましょう。ただし、慣れてしまっては効果がないので、“思いついた時にやる”くらいにしておきましょう。

指先を使ってボケ防止

最近は物を書く機会も減り、指先を刺激することが少なくなっています。昔から「針仕事をしているおばあさんは、なかなかボケない」と言われているのはご存知でしょうか。これは実験でも証明されています。指先を使うと、脳の触覚をつかさどる神経細胞のネットワークが拡大・強化され、脳が活性化してボケも防止できるのです。ただし、使うのをやめれば、また元に戻ってしまいますから、たえず指先を使うことが必要です。

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