≪ビタミンA・C・E≫ 一緒に摂ると効果的


ビタミンAは酸化しやすい性質があり、酸化するとビタミンAとしての効果を失くしてしまいます。しかし、ビタミンEと一緒に摂れば、ビタミンEがビタミンAより先に酸化するので、ビタミンAは酸化しにくくなります。そして、ビタミンCも一緒に摂れば、ビタミンCが酸化したビタミンEを、元の酸化していない状態に戻してくれます。


注意したいビタミンC

A・C・Eの中で、取扱いに特に注意したいのがビタミンCです。その弱点を知っておきましょう。

【熱に弱い】

ビタミンCは加熱すると簡単に分解してしまいます。調理する場合には、さっと火をとおすくらいにした方がよいでしょう。そのまま食べられるフルーツなどで摂るほうが、効率よくビタミンCを摂ることができます。

【水に弱い】

ビタミンCは水に溶けやすいので、野菜などを水で洗う場合は手早く洗いましょう。水にさらしておくだけでも溶け出すので、長い時間水にさらすことは避けましょう。

【空気に弱い】

ビタミンCは空気に触れると、酸素が取り込まれて分解されてしまいます。野菜や果物は新鮮なうちに食べないと、含まれるビタミンCはどんどん少なくなってしまうのです。

【体から排出されやすい】

ビタミンCは、たった2〜3時間で体外に排出されてしまいます。一度にたくさん摂取するより、こまめに摂ったほうが効果的ですので、3食ごとにきちんと摂るようにしましょう。

   

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