今さら人に聞けない…ビタミンの基礎知識
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ビタミンは、糖質・脂質・タンパク質のように、血や肉になったり、エネルギーになる栄養素ではありませんが、他の栄養素の働きをスムーズにする役目があります。身体を構成する材料ではありませんが、それがないと生命活動をうまく維持できないのがビタミンなのです。
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ビタミンは全部で何種類あるのでしょうか?・・・答えは13種類。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKで5種類。そして、ビタミンBは、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・パントテン酸・ナイアシン・葉酸・ビオチンと8種類もあります。一方、最近よく聞くコエンザイムQ10などはビタミンQとも言われますが、こうした物質はビタミン様物質※と呼ばれ、狭義的な意味ではビタミンとは呼びません。
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国民栄養調査では、ビタミンA・B1・B2・Cなどは所要量を満たしているとの結果が出ています。しかし、促成栽培の野菜は含有ビタミンが少なかったり、調理でビタミンが減ってしまうことを考慮すると、必ずしも必要なビタミンを取れているとはいえません。ビタミンは所要量の2〜3倍を目安に摂るのが効果的と言われています。
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「脚気」や「くる病」などのビタミン欠乏症が原因の病気は、現在では少なくなっています。しかし「何となく元気がない」「肌荒れがひどい」「身体がだるい」といった不調が、潜在的なビタミン欠乏症である人は多いのではないかと言われています。
※ビタミン様物質とは
酵素を助ける働きなどビタミンと似た作用を持った成分だが、体内での合成が可能であったり、不足しても欠乏症状を起こさないなど、ビタミンの定義からは外れる成分。イノシトール・コエンザイムQ10・αリポ酸などが該当。
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