高血圧と胃腸の病気 共通する原因とは?


日本人に多い 高血圧と胃腸の病気

日本には約4000万人もの高血圧の患者がいると言われています。まさに国民病のひとつと言えます。そして、もう1つ、胃腸の病気も日本人がなりやすい病気だと言われます。高血圧と胃腸の病気、この2つには実は共通の原因があります。

塩分摂りすぎの日本人

それは・・・過剰な塩分摂取です。日本人は国際的にみて、とても多い塩分量を摂取しています。1日あたりの摂取量は、ヨーロッパは5〜6g、多いと言われるアメリカでも8〜10gに収まっています。これに対して、日本では11〜13gにもなります。WHO(世界保健機関)の推奨量は、その約半分の6g未満です。

伝統食でも現代食でも、問題は塩分

しょう油や味噌など伝統的な調味料、漬物など塩分が高い保存食が、原因の1つと考えられています。例えば、しょう油では5t、味噌では20gに食塩1gが含まれています。俗に「和食は健康食」と言われていますが、実は塩分が落とし穴ですね。また最近では、加工食品や外食での塩分の高さに注意する必要があります。うどんやそばなどの麺類や、丼ものなどは特に塩分が高くなるので、汁を残すなどの工夫をしましょう。

目に見えない塩分に要注意!

意外なものにかなりの塩分が含まれているので、注意しましょう。

塩分量 塩分量
 食パン1枚 0.8g  はんぺん100g 0.8g
 うどん(乾麺)100g 1.0g  たくわん20g 1.4g
 インスタントラーメン 1.0g  味付けのり5枚 0.2g
 ロースハム20g 0.6g  しらす干し10g 1.2g
 スライスチーズ20g 0.6g  たらこ25g 1.7g

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