「肥満の方が長生き」って本当?
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身長と体重に関する全国的な調査を見ると、男性は20年前や10年前と比べて確実に肥満の人が増えており、30代から60代の全ての年代で、10年前に比べて肥満割合が増えているのです。
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現在では、30〜60代全ての年代で、肥満割合(BMIが25以上)が3割を超えるという結果が出ています。健康診断などで身長と体重を測ったところ、BMIが25を超えてしまい、ダイエットしたほうがいいと注意されたサラリーマンも増えているでしょう。しかし、それほど気に病む必要はないかもしれません。実は、“ちょい太”くらいの方が健康的という可能性もあるのです。
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BMIと死亡率の関係について、大規模に調査されたことがあります。その結果、一番死亡率が低かったのはBMIが23〜25の人たちのグループで、その結果は順当といえるのですが、実はその次に死亡率が低かったのは、BMIが25〜27のグループでした。BMI25〜27の人たちの方が、BMIが19〜23のグループの人たちより死亡率が低かったのです。BMI22は理想の数値と言われているのですが・・・
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同じような大規模調査はアメリカでも行なわれています。その調査にいたっては、寿命が一番長いのはBMIが25〜30の人であると結果が出ています。少しだけ太っていると免疫力が高まり、感染症に強くなるのではないかと推測されています。しかし、だからといって“おお太”はもちろんダメ!BMIが30を超えると、心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクが相当はね上がってしまうのです。
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