注意! 病気が原因の場合も・・・


中には病気のサインであることも

首の痛みを経験する人は多いのですが、そのほとんどは原因となる病気がない、心配いらない痛みです。しかし、中には病気のサインである場合があり、時には命に関わることもあるので、注意が必要です。

次の3つの症状は特に注意

「安静時にも強く痛む」「手のしびれを伴う」「手と足の両方にしびれを伴う」場合には、次のような病気が考えられるため、医療機関を受診した方が良いでしょう。

【安静にも強く痛む場合】
◇腫瘍(脊椎腫瘍)
   脊椎にできる腫瘍で、命にかかわることも…
◇感染性脊椎炎
   身体のどこかで感染症を起こした菌が脊椎に感染する
◇骨折
   通常は骨折時に痛みを伴いますが、部位によっては見つかりにくいことも…

【手のしびれを伴う場合】
◇頚椎椎間板ヘルニア
   椎骨と椎骨の間にある椎間板が加齢によって変性して亀裂が入ったりすると
   椎間板の中にある髄核が飛び出し、脊髄を圧迫して、しびれを起こす
◇頚椎症
   椎間板が変性して骨のとげのようなものができ、周辺の神経を圧迫する

【手と足の両方にしびれを伴う場合】
◇脊髄腫瘍
   脊椎内の脊髄にできる腫瘍ですが、良性のものが大半
◇脊柱靭帯骨化症
   椎骨をつないでいる靭帯が、骨のように硬くなって脊髄を圧迫

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