拒食症〜その診断と身体の症状〜


≪拒食症の診断≫

次のような事柄に当てはまる場合は、拒食症と言えます。
標準体重の80%以下の状態が3ヶ月以上続いている
月経がとまっている
◇不食・過食など、食行動に異常がある
◇周りに痩せていると言われても、自分では肥満だと感じる
◇痩せるような内科的な病気がない

※以前は、30歳以下の人に発症されると言われていましたが、最近は30歳以上の発症者も多く見受けられます。

※標準体重の出し方
身長160cm以上 (身長−100)×0.9
身長150〜160cm (身長−150)×0.4+50
身長150cm以下 身長−100


≪拒食症によって起こる身体の症状≫

拒食症になれば、栄養不足になるわけですから、身体に様々な症状が現れます。

【思考力の低下】
物を食べないと脳に送るための栄養素がなくなり、思考力が衰えます。
【虫歯になりやすい】
嘔吐の繰り返しで胃液がたくさん出て、歯のエナメル質を溶かしてしまいます。
【筋肉の異常】
身体の中のカリウムが少なくなり、ひきつりや筋肉のマヒなどが起こります。
【脱毛・毛深くなる】
髪の毛などは抜けやすくなります。その一方、痩せによる低体温から身を守るため、うぶ毛が濃くなります。
【むくみ】
タンパク質が不足し、足や顔がむくみます。

    

マガジン表紙へ