8月10日は・・・「ハートの日」


8月10日は「健康ハート(810)の日」として、心臓病の予防意識を高めるための日となっています。心臓病に対する基礎知識を知っておきましょう。

虚血性心疾患とは?

心臓病で亡くなる人は、年間で約17万人もいます。心臓病の半数が虚血性心疾患、心筋(心臓壁を構成している筋肉)に、酸素と栄養を送る冠動脈に障害が起こる病気です。虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞に大きく分けられます。

【狭心症】
心筋を養う冠動脈の内腔が狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が流れない状態です。この時、胸が締め付けられるような痛みを感じます。階段を上がったり、興奮したり、心臓に負担をかけた時に起こるものが、労作性狭心症です。一方、寝ている時や安静時に、突然胸が苦しくなるのが、安静狭心症です。

【急性心筋梗塞】
心筋を養う冠動脈が閉塞し、心筋に栄養と酸素がいかなくなり、壊死する状態です。より根元の冠動脈が閉塞し、多くの心筋が壊死に陥ると、心臓のポンプとしての機能がとても悪くなり、心不全など重篤な状態に陥ります。

不整脈とは?

心臓の拍動リズムが乱れる状態です。不整脈には、多くの種類があります。たまに脈が飛んだり、乱れたりする程度ならあまり心配なく、治療が不要なケースが多いです。しかし、急な血圧低下・めまい・失神などが起きた場合は、危険な不整脈の可能性もありますので、気になる人は、一度きちんと検査を受けましょう。

★ちょっと豆知識★ 〜心拍数と寿命の関係〜

一生の間に打つ心拍の総数は、どんな哺乳類でもほぼ同じで、約15億拍と言われています(参考文献:ゾウの時間ネズミの時間)。医療の進歩などで誤差がありますが、その法則は人間にも当てはまるとの説があります(人間の総心拍数は24億拍)。適度なウォーキングをすると、心拍数が減るそうです。ウォーキングは長生きの近道かもしれません。

   

マガジン表紙へ