油の置き換えがポイントです!


植物油のn―6系を摂りすぎ

体にいい脂肪酸を多く摂るのにオススメなのが、油を置き換えること。炒め物や揚げ物によく使われている植物油は、現代の日本人にとっては、摂りすぎが心配されているn―6系脂肪酸のものが多いのです。特に外食が多い人は、知らず知らずのうちに摂りすぎになっています。

n3系とn9系の油に置き換え

一方、今の日本人に足りていない脂肪酸が、n3系とn9系の脂肪酸です。植物油の中にも、数少ないながらもn3系やn9系の油もあります。せめて自宅だけでも、こうしたn3系やn9系の植物油を積極的にとるようにしましょう。

シソ油・荏胡麻(エゴマ)油・亜麻仁(アマニ)油

n3系の植物油には、しそ油・荏胡麻(エゴマ)油・亜麻仁(アマニ)油があります。ただし、酸化しやすいため、加熱料理には余り向きません。サラダにかけるドレッシング代わりにするなど、生で使うようにしましょう。その他、「開封後は冷蔵保存をする」、「早めに使い切るように小さめサイズを買う」などの注意も必要です。

オリーブオイル

n―9系列のオレイン酸を豊富に含む植物油としては、オリーブオイルが有名です。オリーブオイルは、オレイン酸を70%以上も含んでいます。オリーブオイルは、他の脂肪酸に比べて酸化しにくい特徴があります。そのため、加熱調理に使うことが出来る上に、長期間の保存にも耐えられます

高オレイン酸の植物油

最近では、n―6系列のリノール酸を豊富に含む紅花油やひまわり油なども、原料の品種改良によって、オレイン酸の多いタイプの植物油が作られています。

    

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