大事な脂肪酸〜n―9系とn―3系
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望ましい脂肪酸の比率は、全体を100として、飽和脂肪酸30%、n―9系脂肪酸40%、n―6系24%、n―3系6%となっています。このうち、過剰摂取になりやすいのが、飽和脂肪酸とn―6系脂肪酸です。逆に足りていないのが、n―3系とn―9系です。
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最近では、不足しやすいn―9系やn―3系脂肪酸を補う食品やサプリメントなども見かけられます。不足しがちな脂肪酸の名称を、きちんと知っておきましょう。
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オレイン酸には、「血中コレステロールを減らす」、「胃酸の分泌を調整する」、「腸をなめらかにし、腸の運動を高める」などの作用があります。他の脂肪酸に比べて酸化しにくいという特徴があるので、加熱調理にも使えます。
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悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。また、脳をはじめとする神経組織に多く含まれ、脳や神経組織の発育や機能維持に重要な役割を果たしています。
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EPAには、血液中の血小板の凝集を抑制し、血栓を溶解させ、血管を拡張する作用があります。また、血中の中性脂肪濃度が高くなるのを抑制し、動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・高血圧といった生活習慣病を予防します。
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体内に取り入れられると、DPAやEPAに代謝されます。その他、n−6系脂肪の過剰摂取によるアトピー性皮膚炎などの、アレルギー症状を解消するのに効果があるといわれています。
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