亜鉛不足で・・・増える若年層の味覚障害
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亜鉛を必須成分とする酵素は200種類以上あり、亜鉛は重要なミネラルなのです。厚生労働省では、1日の必要摂取量を男性12mg・女性10mgと規定していますが、実際は男性15mg・女性12mg以上摂ることが望ましいと言われています。ところが、現在の日本人の摂取量は6〜9mgで、かなりお粗末な状況です。
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食べ物を食べても「味がしない・・・」という人が、特に10代や20代の若年層に増えています。いわゆる味覚障害といわれる症状です。味覚障害は、知らず知らずのうちに症状が進行し、気づいた時にはかなり症状が進んでしまっているケースも多いので注意しましょう。
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味覚障害の原因は、加工食品と偏食だと考えられます。ほとんどの加工食品に含まれるポリリン酸ナトリウムなどの食品添加物は、亜鉛を体内から排出してしまいます。また亜鉛は、魚介類・牛肉・豆類など広範囲に含まれるので、色々なものを食べていれば深刻な亜鉛不足になりませんが、同じ様な食品ばかり食べていると、亜鉛不足に陥りやすくなります。それがインスタント食品の場合、特に深刻な亜鉛不足が懸念されます。
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「味覚が変かも?」と思った時には、まずは自分で味覚をチェックしてみましょう。0.6%の濃度の砂糖水(1gの砂糖に約170ccの水)を舌に滴下して、甘みを感じないようなら亜鉛不足を疑って、医療機関を受診しましょう。病院での診断には、電気味覚検査法やろ紙ディスク法などがあります。いずれも簡単に出来る検査ですので、検査設備の整っている病院で受けるようにしましょう。
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