更年期障害の症状を和らげる〜生活編


更年期を上手に乗り切れるかどうかは、生活環境が大きく影響します。出来るだけホルモンを乱さないような生活を心がけましょう。

≪生活リズムを整える≫

ホルモン分泌を支配している自律神経は、活動的にさせる交感神経とリラックスさせる副交感神経を、時と場合でうまく切り替えています。食事や就寝時間などが不規則で、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、自律神経のバランスが狂って、ホルモン分泌がスムーズにいかなくなります。

≪ストレスをためない≫

大脳にある視床下部は、ストレスなどの感情をつかさどる中心的役割であると同時に、ホルモン分泌のコントロールセンターの役割もしています。ですからストレスを多く感じると、視床下部がダメージを受け、ホルモンの分泌も乱れてしまうのです。

≪運動する≫

あまり激しくなく自分のペースで出来る運動、ウォーキング・水泳・サイクリング・ヨガなどがおススメです。激しい運動をして疲れすぎると、逆に更年期障害の症状が悪化することもあるので、気をつけましょう。

≪ダイエットは禁物≫

女性ホルモンの原料は脂質(コレステロール)です。無理な食事制限をしてコレステロールが不足すると、ホルモン分泌が乱れやすくなります。

≪リラックスする時間をつくる≫

忙しい日常では交感神経が優位になることが多いので、副交感神経を優位にする時間帯を意識的に作らないと、自律神経がうまく働きません。ゆっくりお風呂に入る、マッサージやストレッチをする、ゆったり音楽を聴くなど、自分なりのリラックス時間をつくるようにしましょう。

    

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