乳酸菌LG21で除菌が可能?!


除菌食物の研究は始まったばかり

最近はピロリ菌に関する研究もすすみ、食べ物や飲み物でピロリ菌を退治する方法も色々と研究されています。例えば、乳酸菌LG21を含有したヨーグルト、ブロッコリー、ココア、緑茶などに含まれるカテキン、牛乳などに含まれるラクトフェリン、海藻に含まれるフコイダンなどは有効であるとの研究などがあります。ただし、まだまだ研究途上段階のようです。

期待される乳酸菌LG21

中でも乳酸菌LG21は大いに期待されています。乳酸菌LG21に関しては、除菌治療の際にも有効利用できることが分かっています。3種類の薬剤にLG21乳酸菌入りヨーグルトを併用したところ、除菌率が10%近くも上がったことが実験により明らかになっています。

胃にやさしい生活をしよう

ピロリ菌の研究が進み、除菌により胃かいようなどの再発防止が出来るようになったとはいえ、食事をおろそかにしてはいけません。食生活でも胃にやさしい生活を心がけましょう。

【朝食を食べる】
胃を痛める胃酸の濃度が高くなるのは食事前の空腹時です。特に空腹状態が続く夜間から早朝は強酸性となっています。
【辛いものを多く食べ過ぎない】
刺激の強い香辛料などは、胃酸の分泌を促し、胃の粘膜を障害します。
【濃いコーヒーを飲みすぎない】
カフェインの多い濃いコーヒーは胃酸分泌を促進してしまいます
【禁煙】
タバコの煙に含まれているニコチンなどの有害物質は、血流を悪化させる作用があり、粘膜障害に関連します。喫煙者は胃かいようになるリスクが高く、再発が多いことが分かっています。
【アルコールは適量に】
濃度の高いアルコールは、胃粘膜障害を起こします。ただし、アルコールは消化管粘膜の防御作用を示唆する研究結果もありますので、適量であればよいでしょう。

    

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