西洋に学ぶ〜動脈硬化対策


米国人のコレステロール値は減少

日本人の血中コレステロール値が増えていると言われています。その主な原因は脂質の摂りすぎで、1955年に全摂取エネルギーの7.5%に過ぎなかった脂質量が、2000年には26.5%になっているのです。日本人のコレステロール値が増える一方で、米国人のコレステロール値は減少しています。

コレステロール過多を補う食材

昔から肉食の西洋人には、自然とコレステロール過多を補う食生活が身についているのかもしれません。例えば、肉料理によく使われるニンニクには、過剰なコレステロールや中性脂肪を除去する成分が含まれています。

朝食におススメのセットは・・・

朝食によく食べられるオートミールは、コレステロール吸収を抑制する食物繊維が豊富に含まれます。その含有量は、食物繊維が豊富と言われている玄米の3倍以上にもあたります(玄米は精白米の6倍)。また、飲み物のココアにも、食物繊維が豊富に含まれていますので、朝食にオートミールとココアのセットなどはおススメです。

和食ブームでさらに健康的に

さらに最近、欧米ではさかんに和食が食べられるようになり、和食ブームとさえ言われています。よく食べられているのは、先ほど挙げたDHAやEPAを多く含むです。また、Tofuと英語になっている豆腐には、血中コレステロールや中性脂肪を減らす大豆サポニンが多く含まれています。

私たちも和食を見直そう

欧米を見習って、私たち日本人も和食をもっと食べるようにしたほうが良いようですね。和食の煮物に使われる根菜類には、食物繊維が豊富に含まれ、小松菜などの青菜には脂肪酸の酸化を防ぐビタミンが多く含まれています。また、和食の定番朝食によく使われるアサリや納豆なども、善玉コレステロールを増やすタウリンや、血栓を溶かす作用があるナットウキナーゼが、大量に含まれているのです。

    

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