動脈硬化の仕組みを知ろう
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動脈硬化とは、血管の壁に脂肪などが沈着して厚くなり、血管の内部(血液の通り道)が狭くなること。例えば、何十年も掃除しない水道管を思い浮かべてみましょう。水垢がたまって中はドロドロになり、水道管自体も錆びてもろくなっています。血管がその様になった状態を動脈硬化といいます。
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一番起こりやすい動脈硬化の形態は「アテローム硬化」と呼ばれ、次のように進行し、最終的には命の危険に関わってしまうのです。
①動脈の内膜にコレステロールや中性脂肪の沈着がすすむ
②粥状の塊(アテローム)が内壁に出来て血管内が狭まる(動脈硬化)
③はがれたアテロームが血栓をつくる
④血栓が血管につまる(心筋梗塞・脳梗塞)
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日本人の死因の第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患です。実にこの2つで死因の3分の1を占めるのですが、この2つの原因になるのが動脈硬化なのです。血栓の詰まりが、心筋の冠状動脈で起きれば心筋梗塞、脳内血管で起きれば脳梗塞が引き起こされるのです。
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動脈硬化は一種の老化で、加齢に伴って血管はどうしても状態が悪くなっていきます。さらに、様々な要因が加わって進行が早まります。進行を早める危険因子としては、肥満・高脂血症・高血圧・糖尿病・運動不足・ストレスなど、いずれも生活習慣に根ざしたものが挙げられます。その中でも、高脂血症(血中に中性脂肪やコレステロールが多すぎる病気)との関連は特に深いといえます。
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