睡眠に男女差があるってホント?


アンケートでは女性が不眠ですが・・・

企業に勤める20〜50代のアンケートでは、男性35%女性42%が「睡眠に問題あり」という結果が出ています。眠りに関して、男性と女性には違いがあるのでしょうか?男性に比べて女性は眠りにくいのでしょうか?・・・答は「男女差はあるけれど、どちらが不眠になりやすいということはない」です。

女性は周期的に大きな変化あり

睡眠に関しては女性の方が、男性よりも大きく変化するのです。その原因はホルモンの違い、つまり女性ホルモンの周期変化によって睡眠に影響がでます。女性は、排卵の前には眠気が抑えられて、睡眠時間も減少傾向になります。女性の「子孫を残す」という生殖本能により、妊娠しやすい排卵前には、活動的に受精相手の男性にめぐり合うチャンスをつかむために睡眠時間が短くなるのではと考えられています。

男性には大きな変化が無い

逆に、排卵を過ぎて受精をクリアすると、身体を休ませて胎児を育てるために睡眠時間が多くなります。もちろん受精しなくても(妊娠しなくても)、排卵が終わった時期には同じ様な症状が出て、睡眠時間が多くなるのです。一方、男性ホルモンは周期変化がないので、男性の場合は睡眠に大きな周期的な変化がないのです。眠りにくい周期がある分だけ、女性の方が不眠を感じやすいのかもしれません。

美肌のためにも、睡眠をきちんと

皮膚の新陳代謝に関わる成長ホルモンは、睡眠が引き金となって分泌されます。それも浅い眠り(レム睡眠)では分泌されず、深いノンレム睡眠が引き金となるので、質の良い睡眠をとる必要があります。肌のダメージを修復する成長ホルモンの分泌は、美肌を保つためにも非常に大切なこと。夜中の1〜3時が新陳代謝の盛んな時間帯なので、早寝早起きを心がけましょう。

  


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