梅干とココアでピロリ菌を撃退!


梅干がピロリ菌を抑制

胃潰瘍の原因となるピロリ菌・・・これを普段の食事で減らせれば、こんなにイイことはありません。和朝食の定番である梅干で、それが可能かもしれません。梅干に含まれる『シリンガレシノール』という抗酸化物質に、ピロリ菌抑制の働きがあり、1日1〜2個で効果が期待できるそうです。

梅干は平安時代から栄養食

同じ実験で、梅干には動脈硬化を防ぐ効果もあることが分かりました。梅干の効能は、古く平安時代の医学書にも書かれており、「梅は三毒を絶つ」といった言い伝えもあるほどです。酸っぱさの源であるクエン酸は、細菌の増殖を防いで、食べ物を腐りにくくしてくれます。また、エネルギーの生産を助け、疲労回復にも役立ちます。ただし、色々と効能のある梅干ですが、塩分は1個平均1gと多いので、食べ過ぎには注意しましょう。

ココアにも効果あり

ピロリ菌を殺菌する効果がある食物については、最近盛んに研究が行なわれるようになっています。その中で発見された一例がココア。ココアに含まれる『カカオFFA』という成分で、カカオバターに含まれる遊離脂肪酸には、ピロリ菌の殺菌効果があります。最近は、そうした機能を強化させたココアが実際に販売されているようです。

ヨーグルト・コーヒー・シナモンにも期待

生きたまま腸に善玉菌が届いて腸内環境を改善できることで、よく知られるようになった『LG21乳酸菌』。この乳酸菌にも、ピロリ菌を減らす作用があると言われています。その他にも実験段階ですが、コーヒーやシナモンなどにも、ピロリ菌の増殖を抑える効果があるのではないかと期待されていて、現在実験が進められています。

    

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