今流行りの健康食 マクロビオティック


知っていますか?マクロビオティック

最近日本で健康食として注目されている「マクロビオティック」。レシピ本も多数出版され、スーパーの食品売り場やレストランのメニューなどで売上を伸ばしています。玄米や有機野菜などを中心に体系化された食生活法で、食事による健康維持や体質改善を目的としています。

実は提唱者は日本人

「マクロ」=「大きな」と「ビオティック」=「生命術」で「健康に生きるための手段」を意味します。1970年代に肉中心の食生活の見直しにより欧米で広がりました。これが日本に輸入されたと思われがちですが、実は最初に提唱したのは、日本人の桜沢如一(ゆきかず)氏。「マクロビオティック」は、実は日本が発祥地で最近になって“逆輸入”されているのです。

食材には厳格な基準が・・・

「マクロビオティック」では、動物性タンパク質(肉類)や化学添加物は禁止されています。主体となる穀類や野菜などは有機物に限定され、食材の全体を摂取することが大切とされるので、野菜は根・茎・葉など全体を食べるように調理され、穀類も精製された白米ではなく玄米等を取ることが推奨されます。また食材は陰陽に分けられ、バランス良く摂取することが大切とされています。その他にも様々な基準がありますので、興味ある方は参考HPをご覧下さい。

マクロビオティック or マクロビオティックス?

ちなみに、この「マクロビオティック」、「マクロビオティックス」と表記されることもあるようです。実は、提唱者の桜沢氏が考え方を広めるために海外で最初に活動したのがフランスで、「マクロビオティック(Macrobiotique)」はフランス語です。英語圏では「マクロビオティックス(Macrobiotics)」と発音されます。どちらも間違いではないのですが、日本では「マクロビオティック」と使われることが多いようです。

  


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