メタボ予防 10分×3回ウォーク


細切れでも合計30分になればOK

有酸素運動であるウォーキングは、内臓脂肪を燃焼させるのに効果的です。しかも以前は、痩せるためのウォーキングは最低20〜30分続けないと効果がないと言われていましたが、最近の研究で、1日2〜3回に分けても合計が30分以上になれば十分効果があることが分かってきました。

最低でも10分間の早足歩きは必要

「最低でも20〜30分は続けないと…」と言われると、最初から断念してしまった人も多かったでしょうが、2〜3回に分けて合計30分というのであれば、買い物や通勤などをうまく利用すると、かなりの人が楽に取り組めるのではないでしょうか。ただし、それでも1回に最低10分間は歩き続けることが必要で、10分以内にやめてしまっては効果がありません。しかも、のろのろ歩きではなく、早足でサッサと歩くことがポイントになります。

「4:2呼吸歩き」をしよう

ウォーキングで体脂肪を効率よく燃やすために、さらに工夫したいのが呼吸の仕方です。イチ、ニ、サン、シと4歩歩く間は息を吐き、次の2歩で吸い、次の4歩でまた吐く、という「4:2呼吸歩き」が効果的です。この「4:2呼吸歩き」は、息を吐き出すことを意識した呼吸法です。吐くことを意識することによって、新鮮な空気をたっぷりと吸うことが出来るのです。

深く吸うと脂肪燃焼に効果あり

自然に深く吸うことが出来ると、内臓脂肪が使われやすくなります。深く吸い込まれた空気は、肺の奥にある肺胞という小さな袋に入っていきます。この肺胞の中で赤血球と結びついた酸素が、心臓から全身の筋肉へ送られます。その酸素とブドウ糖の一種であるグリコーゲンとで、身体を動かすエネルギーをつくり続けます。少し歩き続けると、グリコーゲンだけでなく、内臓脂肪が使われ始めるのです。

  


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