メタボ対策にニートが有効???


生活習慣病対策に「NEAT」

生活習慣病対策に、現在ニートという言葉が注目されています。ニート(NEET)と言えば、学校に行かず仕事もしていない若者を指す言葉、現在社会問題にもなっているほどです。このニートが、なぜ生活習慣病の役に?と思われるでしょうが・・・実はこの「ニート」、発音は同じでも字が違って、こちらは「NEAT」。

日常生活で消費エネルギーを増やす

Non-Exercise Activity Thermogenesisの頭文字を取ったもので、直訳すると「非運動性活動熱発生」。「非運動性活動」とは日常生活での身体活動のことで、「NEAT(非運動性活動熱発生)」とは、立ったり歩いたりといった軽い動きを日常生活で頻繁に繰り返すことで、消費エネルギーを増やし、肥満を解消しようという考え方なのです。

例を参考に…自分でもNEATを探そう

「NEAT」が占める割合は、全体の消費エネルギーの50〜70%にもあたります。例を参考に、なるべく「NEAT」を増やして行きましょう。

■正しい姿勢で立つ ■階段を使う
■立ったまま家事をする ■電車の中で座らずに立つ
■じっと立ったままテレビを見る、本を読む

軽い食事制限との組み合わせでメタボ予防

「NEAT」が上がると基礎代謝量も増える傾向にあり、安静時でもカロリーを消費しやすい身体ができるのです。ただし、食事量を考えずに「NEAT」を上げても効果は期待出来ません。軽い食事制限と「NEAT」を組み合わせると、メタボリックシンドローム対策に有効な手段となるのです。

 


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