意外に知らない 正しい目薬の使い方


まばたきしてはダメ!

「目薬を注した後にまばたきする」という人は多いでしょうが、これが大間違い!まばたきで涙が分泌され、薬があっという間に鼻やノドに流されてしまいます。点眼後は、軽く目頭を押さえて1分間ほど目を閉じましょう。量も1〜2滴で十分です。行き渡らないことを心配し何滴注しても、目からあふれたり、鼻からノドへ流れ出たりするだけです。

開封したら1〜2ヶ月で使いきろう

気をつけたいのが使用期限。外箱に記載されているのは未開封時の期限に過ぎません。一度開封したら、1〜2ヶ月を目安に使い切りましょう。使い続けると、細菌などが繁殖する可能性も出てきます。点眼時にまつげに容器が触れないようにすることも大切。薬液中に雑菌が侵入し、細菌が繁殖してしまうのです。そうした感染を防ぐためにも、他の人との使い回しは止めましょう。

目の疲れは、実は筋肉の疲れ

眼の疲れは、実は筋肉の疲れが原因です。人間の筋肉は同じ姿勢を保つのが苦手なので、オフィスワークなどで近くばかり見ていると、ピントを調節する目の筋肉が疲れてしまいます。ひんぱんに目薬を注すよりは、1時間に1分間窓の外を眺めたり、目を閉じたりして疲れをとりましょう。目を閉じながら、眉がしらのくぼみや下まぶたの中央にあるツボを、指の腹で5〜6回やさしく押すのも効果があります。

目の体操 「閉じて 開けて 左右上下に」

筋肉の緊張を和らげるのに効果的な目の体操を紹介しましょう。
   @目をかたく閉じる      A目を大きく見開く
   B顔を動かさずに目だけを左に
   C目だけを右に    D目だけを上に    E目だけを下に
@〜Eの動きを2〜3回繰り返しましょう。

   

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