肝臓はこんなに働いている!


全ての栄養素の加工工場

肝臓の重要な働きの1つが、摂取した栄養素を体で利用できる形に作り変えること。例えば、糖をグリコーゲンに、タンパク質をアミノ酸に変えるのです。脂質、ビタミン、ミネラルも同様で、全ての栄養素に絡みますので、肝臓の働きが悪ければ身体のどこに不調が出てもおかしくないのです。

食後は肝臓のために休憩しよう

例えば、糖なら糖尿病、タンパク質ならむくみ、脂肪なら高脂血症、ミネラルなら骨粗しょう症や貧血といった具合に、身体の病気や不調が出てくるのです。食後は、肝臓が最も忙しく働きますので、そのために必要な血液をなるべく肝臓に集めなければいけません。食後すぐに身体を動かしたり脳を働かせたりすると、身体全体や脳など肝臓以外に血液が回ってしまいますので、食後は身体も頭も休めるようにしましょう

アルコールとタバコは肝臓の大敵

肝臓はアルコールや化学物質の分解も行なっています。ですから飲酒をすればするほど肝臓に余計な仕事を強いることになるのです。たばこのニコチンやタールを分解するのも肝臓の仕事になるので、喫煙も肝臓に負担をかけます。さらに意外なところでは便秘。便秘をすると腸内にアンモニアが発生し、そのアンモニアを分解しなければならなくなるのです。

老廃物処理のためには深い眠りを

新陳代謝により体内で生じる老廃物を分解し処理するのも、肝臓の大切な仕事の1つです。肝臓は起きている限りは働き続けています。深い眠りをとることで肝臓を休ませることが出来ますので、質の良い深い眠りをきちんととるようにしましょう。アルコールさえ控えれば肝臓は大丈夫と思ったら大間違い!500以上の機能をこなす大切な臓器ですので、いたわってあげましょう。

  


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