増える若年性〜腰痛〜


もはや若い人でも持病?「腰痛」

人は2本足で立っているため、脊椎は重い状態を支えなければならず、腰椎に大きく力がかかります。そのため、高齢になると長年の蓄積で脊椎が変形し、腰痛になる人が増えます。しかし最近では20〜30代でも腰痛の人が激増しています。

腰の筋肉の疲労が原因

デスクワークの人が増えているのもその一因でしょう。座っているので楽な状態と思いきや、一定の姿勢を維持するためには、つねに腰の同じ筋肉を収縮した状態にしておかなければいけません。自覚しにくいのですが、かなり筋肉に疲労がたまっているのです。さらに、たいてい座り方に癖があって、一部の筋肉に負担がかかり、その部分だけ疲労が重なり痛みやすくなるのです。

血行不良・運動不足は大敵

血行が悪くなり、酸素を運ぶ血液の循環が悪くなると酸素不足になり、それによって「痛み物質」が生成されます。また、筋肉は運動不足で使わないと柔軟性が低下し、伸び縮みがスムーズにいきません。そのため同じ姿勢をとっているとすぐに筋肉が疲労し、血流が悪くなって痛みが起きやすくなります。特に背骨を支える腹筋と背筋を鍛えておくことが大切です。

筋肉疲労の腰痛は、温めるのが効果的

筋肉の緊張からくる腰痛には温めることが効果的です。カイロやホットタオルを腰にあてたり、毎日お風呂に入って腰を温めるようにしましょう。ただし、腰痛には、椎間板や内臓の病気が原因の場合や、ストレスからくる心因性の場合もありますので、温めても良くならない場合は専門医の診断を受けましょう

  


マガジン表紙へ