水虫の感染で最も多いのは家庭内感染です。家族に水虫患者がいると、いたる所で白癬菌が発見されます。フローリングの床、カーペット、たたみ、スリッパ、寝具などで、中でもバスルームの足ふきマットは要注意です。そして、忘れやすいのがゴミの存在です。白癬菌は、患部から剥がれ落ちた皮膚や毛の中でそのまま生き続けています。湯上りや汗で湿った足の裏にくっついて、皮膚に取り付いてしまうことも多いので、毎日床掃除をするようにしましょう。

不特定多数の人が出入りする場所、スポーツクラブ、プール、サウナ、公衆浴場などの温泉施設、ホテルや病院のスリッパなど、人が素足で出入りする場所にはどこにでも白癬菌がいると考えて間違いありません。そういった所へ出かけた後は、家で石鹸をつけて足の指の間を念入りに洗いましょう。

次の事柄はいずれも水虫感染の危険があること。一つでもあれば水虫になる危険がありますので、注意しましょう。
◇スポーツジムやサウナ、温泉によく行く
◇家族に水虫の人がいる
◇お風呂の足拭きマットを取り替えるのは時々
◇スリッパを家族と共有している
◇爪切りを家族と共有している
◇靴を履いている時間が長い
◇同じ靴を何日も続けて履くことがある
◇お風呂で身体（特に足指の間）をきちんと洗わない
◇汗をかきやすく、足が蒸れやすい
◇パンストやナイロン製の靴下を履くことが多い