こんなことも歯周病悪化の原因!?


間食とお菓子が大敵

歯周病の一番大きな原因は、食後の歯磨きを怠っていること。特に注意したいのが間食で、甘い物は細菌を増殖させやすく、スナック菓子は唾液と混ぜるとねっとりして歯にくっつきやすく、歯垢を増やしやすいのです。「歯周病」とは、細菌による感染症であり、歯を支えている歯周組織の炎症の病気の総称です。歯周組織とは、歯の周りの組織、すなわち歯肉(歯ぐき)、歯根膜、歯槽骨(歯を支えている骨)、セメント質のことです。

喫煙はかなりの高リスク要因

その他にも生活習慣で、歯周病の原因になることはたくさんあります。まずは喫煙。ある研究で「タバコを吸う人は吸わない人より約4倍も歯周病になりやすい」との結果がでています。何よりも驚きなのは、禁煙してもすぐには効果が出ないこと。タバコを吸わない人と同じくらいまで歯周病にかかる危険率が下がるまでには、禁煙してから11年もかかると言われています。

口呼吸やドライマウスが悪影響要因

口呼吸をしていると、唾液が不足して口腔内が乾き、殺菌力が低下します。特に、睡眠中は唾液の分泌が低下するので、口を開けて寝ている人はより歯周病にかかりやすいといえます。また、唾液が減ると口腔内の免疫力が低下しますので、ドライマウスの人も注意が必要でしょう。(参考:「呼吸が悪いと健康に悪い」「最近増えているドライマウス」

女性ホルモンの変動が歯周病に影響

女性は男性より歯周病になりやすいといえます。それは歯茎(はぐき)からしみ出る体液に女性ホルモンが混ざると歯周病菌が増えるためです。生理前や妊娠中、思春期には、歯肉の炎症が起こりやすくなるので、より念入りなケアが必要といえます。また、年配の女性がなりやすい骨粗しょう症は要注意です。骨粗しょう症にかかっているとカルシウムも少なくなり、歯周病になりやすいと言われています。

  

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