コンタクト:検査料の違いに要注意


4月から検査料が包括化

コンタクト購入の際に必要となる眼科医の検査。この検査料が従来は個別の検査費用を合算する方式で、請求額にバラツキがありました。しかし06年4月の診療報酬改定で通常の検査料を包括して定額化し、一律となりました。

コンタクト専門店の検査料を引き下げ

コンタクト専門店に併設した眼科では、医師が簡単な検査しか行なわないケースも少なくないことなどから、受診者のうち「コンタクトレンズの検査を受けた患者の割合が70%以上」の眼科に対して、検査料の診療報酬が大幅に引き下げられました。「70%以上」の眼科の検査料は1930円、70%未満の眼科では3870円(自己負担はそれぞれ579円、1161円)となりました。

届け出がザル状態のところも

ところが実際には、大手のコンタクト専門店によって値段が違うところがあります。診療所が高い検査料を受け取るには、前年の1年間か直近の半年間の実績で「コンタクト患者の割合が70%未満」として地方社会保険事務局に届出する必要があります。ただし、この届出に患者数のデータなどは必要なく、患者の目から見てほぼ全員がコンタクトの検査を受けているような眼科であっても、この届出によって、高い検査料を取っているところがあるようです。

レンズ代だけでなく検査料も費用のうち

ちなみに、眼鏡販売店では眼科医が無料で診察しており、コンタクト専門店のように眼科医院での受診が不要です。コンタクトレンズを購入するときには、レンズ代だけでなく、眼科の検査料(初診料などもかかります)や購入後の検査費用なども加味し、総合的に判断することが大切でしょう。

  


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