呼吸が悪いと健康に悪い!


現代人の呼吸は、速くて浅い

人間は安静状態の時は、1分間に約15回呼吸をしています。しかし、最近のある調査で「パソコン作業やテレビゲームに熱中していると、1分間に30回くらいの速い呼吸になっていたり、逆にときどき呼吸を止めたりしている」ということが分かりました。

浅い呼吸は免疫力を低下させる

そうした呼吸をしていると、細胞への酸素供給量が減少し、細胞や組織の抵抗力が低下して、疲れやすくなったり、病気になりやすくなったりします。更に、こうした速くて浅い呼吸では、自律神経のうち、交感神経ばかりがずっと優位になってしまい、副交感神経が優位になることが出来ません。すると、リラックスできず、ストレスもたまる結果になるのです。

口より鼻で呼吸しよう

口呼吸は健康によくありません。鼻呼吸であれば、鼻腔(びこう)にある粘膜や鼻毛を通過することで、細菌やウイルスなどの異物が除去されますが、口呼吸では、異物を含んだ冷たく湿度の低い空気がそのまま気管や肺に取り込まれてしまい、細菌やウイルスが増殖しやすくなってしまうのです。

口呼吸の直し方

口呼吸から鼻呼吸に変えただけで、風邪をひきにくくなったり、ぜんそくの発作が起こりにくくなったりするということも言われています。口呼吸の癖がついてしまっている人は、ぜひ鼻呼吸に直すようにしましょう。そのためには、常に口を閉じるよう意識するのが第1歩です。ガムを1日3回1時間ずつ噛むことで、口を開けずに済む癖がつくようになるので、試してみましょう。

  


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