血液サラサラにしよう



まずは動脈硬化予防

脳梗塞で血管がつまる前の前段階として、まず体内で起こっているのが動脈硬化。長年の生活習慣や加齢で、動脈が硬くもろくなってしまう病気です。ですから脳梗塞予防には、まず動脈硬化を予防することが大切です。

抗酸化ビタミンが効果あり

動脈硬化はコレステロールの酸化によって進みます。LDL(悪玉)コレステロールが酸化して酸化LDLになったとき、いわば本当の悪玉になり血管壁に付着し蓄積していくのです。LDLの酸化を防ぐために大切な栄養素が抗酸化ビタミン。抗酸化ビタミンと言えば、カロチン、ビタミンC、ビタミンE。これらを多く含む緑黄色野菜をたくさん摂るようにしましょう。

たんぱく質も忘れずに

ただし、コレステロールを気にするあまり、野菜ばかり食べていたのではタンパク質が不足してしまいます。タンパク質は筋肉を始めとする身体の構成成分ですから、タンパク質が不足すると血管が弱くなってしまうのです。脂肪分の少ない肉や魚などの動物性タンパク質、大豆などの植物性タンパク質をバランスよく摂ることが大切です。

魚の脂が血液をサラサラに

さらに、血液の中の血小板を固まりにくくして、血栓が出来るのを押さえてくれるのが、高度不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)。これらを多く含む食べ物は、かつお、いわし、さんまなどの青魚。こうした青魚は、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の分解を助けるビタミンB2も豊富に含んでいます。

  


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