良い組み合わせ・悪い組み合わせ

栄養素には相性がある

ミネラルサプリメントの中でよく摂られているのが、カルシウムと鉄。食事からの摂取量で足りていない人にとって、サプリメントで補充することは良いことですが、せっかくであれば、より効果的に摂りたいもの。一緒に摂るものによって、吸収が良くなるもの、悪くなるものがあるのです。

カルシウムにはクエン酸とビタミンＤ

酢やレモンなどに含まれるクエン酸は、カルシウムの吸収を良くします。またビタミンＤは、とても大切な栄養素。骨を丈夫にするために、いくらカルシウムを摂っても、ビタミンＤが足りなければ骨軟化症になってしまいます。ただし、ビタミンＤは脂溶性ですから、サプリメントによる摂りすぎには十分に注意して下さい。

食物繊維は要注意

逆に、カルシウムの吸収を阻害する物質は、ほうれんそうに含まれるシュウ酸や、豆類、穀類に含まれるフィチン酸、食物繊維などです。もちろん、豆類・食物繊維などは身体には必要な栄養素ですので、摂った方が良いのですが、食物繊維が多く含まれた飲料などは、カルシウムのサプリメントを摂る時には、一緒に摂らないようにしましょう。

鉄には、お茶よりフルーツジュース

ビタミンＣは、鉄の吸収を良くしてくれます。一方、お茶に含まれるタンニンは吸収を阻害しますので、鉄のサプリメントを摂る前後にお茶を摂るのは控えましょう。逆に、フルーツジュースを摂れば、より吸収が良くなると言えます。ただし、グレープフルーツジュースが降圧剤の効き目を妨げる例もありますから、サプリメントは出来るだけ水で飲むクセをつけましょう。

マガジン表紙へ