髪をきれいに保とう


フケは、角質がはがれ落ちたもの

フケは、皮膚の新陳代謝によって頭皮の角質がはがれ落ちたもので、皮膚で言えばアカのようなもので、生理的には誰にでも発生するもの。ですからフケが全く出ないということは有り得ないのですが、それが目立って量が多い場合、一般的に「フケ症」と言われます。フケには、パラパラした乾燥性のフケと、ベタベタした脂質性のフケのふたつのタイプがあります。

乾燥性のフケには?

乾燥性のフケは、頭皮の乾燥で角質がはがれやすくなることで起こります。フケ対策の基本は、髪と頭皮を清潔に保つことですが、乾燥性のフケの場合には、フケがあるからといって洗髪しすぎると髪がさらに乾燥してしまい、かえってフケが増えることになってしまいます。肌が乾燥する人は肌が弱い人が多いので、肌を刺激しないようなシャンプーを使い、洗い過ぎないようにすることがポイントです。

脂質性のフケには?

脂質性のフケは、皮脂腺や汗腺から分泌される脂と汗が混じっているもの。その原因の一つが偏りのある食生活。ビタミンB2には脂質性のフケの予防効果があると言われています。肉などにも含まれますが、脂肪を含まない納豆などがお奨めです。更に補助的に、かつおやまぐろに多く含まれているビタミンB6を摂ると良いでしょう。そして、脂肪や炭水化物は控えめにしましょう。

若ハゲの前兆の可能性も

フケが異常に多く、かゆみもひどい時には、頭皮の湿疹や皮膚炎が原因の可能性があります。特に若い男性の場合は、脱毛症の前触れであることも多いので注意しましょう。かゆみがひどい時には皮膚科の専門医に診てもらった方が良いでしょう。

  


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