新型インフルエンザ大流行?!


鳥インフルエンザが変異する?

日本でも発生していますが、現在世界中で鳥インフルエンザが発生しています。鳥インフルエンザの段階では人に感染しにくく、人から人へと感染していくことはないと言われていますが、その鳥インフルエンザが突然変異を起こして、人から人へ空気感染などをする新型インフルエンザになる可能性が高いとWHOも警告を出しています。

新型インフルエンザは被害が甚大になる

新型インフルエンザが流行した場合、これに対して免疫を持っている人はいませんし、また事前の予防接種の効果は期待できないため、かなりの数の罹患者と死亡者がでることが予想されます。例えば、東京都の対策会議においては、新型ウイルスが都内で流行した場合、都民の3割にあたる約380万人が感染、死者は1万4千人に達するとの予測が出されています。

現在のインフルエンザ治療薬にも問題発生

たとえ鳥インフルエンザからの突然変異による新型インフルエンザの発生がなくても、すでにインフルエンザ治療薬には大きな問題が発生しています。それは既にインフルエンザウイルスが、既存のインフルエンザ治療薬に対して耐性を獲得、つまりインフルエンザ治療薬が効かなくなっていること。特に「アマンタジン」という治療薬は、中国などでは処方せん無しで購入でき、広く使われすぎたため、中国では74%もの耐性ウイルスが確認されているほどです。

「タミフル」にも耐性ウイルスが・・・

それに比べ、日本でよく使われている「オセルタミビル(商品名:タミフル)は、ウイルスに耐性が出来にくいとWHOも推奨していたのですが、最近ベトナムの鳥インフルエンザに感染した患者から「タミフル」が効かない耐性ウイルスが検出されました。新型インフルエンザの可能性が高く、既存のインフルエンザ薬の効き目も疑問視される中、今年は、いつもにも増してインフルエンザにかからないためのケアが必要になるでしょう。

  

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