二日酔いはなぜ起こる?


お酒と肝臓のメカニズムをきちんと知ろう

皆さん「お酒を飲みすぎると肝臓を悪くする」ということはご存知かもしれません。それでは、なぜ肝臓を悪くするのでしょうか?そのメカニズムを知らずに、やみくもに「節酒」と言われてもなかなか難しいでしょう。ここはひとつ、きちんとそのメカニズムを知っておきましょう。

問題は「アセトアルデヒド」

肝臓でのアルコールの分解は次のように行なわれます。
『アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸 → 二酸化炭素と水』
二酸化炭素と水に分解された後は、息や尿となって体外へ排出されます。問題は、まずアルコールから分解された形の「アセトアルデヒド」。この物質が血液中に増えると悪酔いの状態になるのです。

多く飲んだ次の日は休肝日に

肝臓のアルコール分解能力は、平均で1時間に約6〜8g、ビールでコップ1杯程度。一晩に処理できる量はそれほど多くありません。下記のアルコールの一晩の分解量を参考にして下さい。その量を超えたら次の日を休肝日にしましょう。ちなみに、翌日でも、分解しきれないアルコールが呼気中に出てくる状態で車を運転すると酒気帯び運転になりますのでご注意を。

一覧表

ビール 大ビン2本
日本酒 2合
ウイスキー ダブル2杯
焼酎お湯割り 2杯
ワイン グラス3杯