お酒は役に立つ


お酒で健康増進

タバコと違ってお酒は、それ自体が健康の役に立つことがあります。ただし、先ほど述べたように、肝臓が1日に処理できる量には限度があるので、その量を守ることが大前提なのですが、それらの例をご紹介しましょう。

心筋梗塞の危険が減る

米国での12年間38,000人に及ぶ追跡調査によれば、「週1〜2日の飲酒」の人よりも「週3〜4日の飲酒」のグループの方が心筋梗塞の発症率は約4分の3だったのです。ただし、この調査ではお酒の量は多くとも50g以下。日本酒では2合以下となります。

1日1杯の飲酒は腎臓を守る

また米国での別の調査で「週に7杯の飲酒をする人」は「週1〜2杯の飲酒をする人」のグループに比べ、腎疾患になりにくいという調査が発表されました。ただし、これも1日平均1杯ですので、その点はきちんと覚えておきましょう。

ストレス解消に

30代〜50代のビジネスマンに、日頃のストレス解消法を尋ねたところ、年代を問わず、「お酒を飲む」がダントツで1位。各年代とも50%を超えています。「お酒を飲む際に健康を意識する」割合も各年代で約半数となっていて、飲みながらも健康を気にする人も増えているようです。