意外なことにも煙害が!


耳に悪い

若い世代では影響が出ないのですが、40歳代以上になると喫煙者の聴力は非喫煙者より低下することが、国立長寿医療センターの調査で統計上明らかになっています。たばこの本数が多ければ多いほど低下の度合いは大きくなってしまいます。特に女性でその傾向が強く、喫煙すればするほど聴覚の老化が加速されてしまうのです。

乳がんのリスクが高くなる

閉経前の女性は喫煙によって乳がんになるリスクが、タバコの煙を吸う機会がない女性の3.9倍という調査結果が出ています。更に気をつけたいのは自分では吸わない方の受動喫煙の被害。実は、受動喫煙だけでもリスクは2.6倍になるのです。

腰痛にも悪い

たばこを吸う人ほど腰痛になりやすいという研究結果も出ています。これは、背骨でクッションの役割を果たす椎間板(ついかんばん)がニコチン摂取によってつぶれやすくなるためです。つぶれた椎間板は背骨周辺の神経を刺激して腰の痛みをもたらすのです。

ストレス解消に良い・・・と思いきや

喫煙はストレス解消に良いと思って吸っている方もいると思いますが・・・実は、喫煙者は自殺願望や自殺を試みるリスクが2倍ほど高いという結果が出ています。更に、1日に40本以上喫煙する人達の自殺リスクは、1日に20本未満の喫煙の人たちの1.7倍であり、吸う本数が多いほどリスクが高いという結果が出ています。