せすじを整えて…筋膜も整えよう
原因は筋膜かも

慢性的な肩や背中のコリの原因は、筋肉ではなく筋膜かもしれません。筋膜は全身の筋肉をくまなく覆っていて、筋繊維の1本1本までカバーしている薄い膜です。筋肉の形を保って自在に伸び縮みするのを助ける重要な存在です。

いったん、よじれると

筋膜はよじれたり硬くなったりします。そうした筋膜のよじれや硬直が、なかなか改善しない身体のコリや痛みの発生源ではないかと推測され始めています。筋膜が癒着してシワになってしまうと、中身の筋肉がほぐれてもまたすぐにコリを感じてしまいます。入れ物である筋膜に何らかの歪みがあれば、中身である筋肉も歪んだ形になりやすいです。しかも、筋膜はいったんシワになると、筋肉以上にその状態が慢性化しやすいのです。

こんなことは避けよう

筋膜のこわばりやよじれを起こしやすいのは、姿勢の悪さと良くない癖です。例えば、猫背でスマートフォンやパソコンを見たり、椅子に座る時に脚を組んだりするのが良くありません。もちろん、長時間座りっぱなしでいるのも良くない習慣です。また、いつも同じ側の肩や腕でバッグを持つのも気をつけましょう。つまり、同じ筋肉を使い続けることが良くないのです。筋膜は巻きつくように筋肉を覆いながら、隣の筋肉からその次の筋肉へと、連続してつながっています。どこか一カ所にこわばりや癒着が起きると、影響は筋膜のネットワークを介して離れた部位にも波及するからです。

予防のストレッチ

オススメの予防法は肩甲骨回しと身体の側面伸ばしの組み合わせです。右腕を頭上に上げて、左腕を腰の後ろに回して、両ひじを直角に曲げます。そして、両方の肩甲骨を、後ろから見て反時計回りに腕を動かしてキープします。さらに右足を左足の前で交差して、身体を左に倒してキープします。これを左右入れ替えて、1日3セット、慣れれば90秒間キープしましょう。頭、首、肩甲骨、肩、背骨をつなぐ筋膜を効果的に伸ばせます。

    

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