近年増加中! 〜皮膚や耳に発生するカビ〜
皮膚にカビ

物に付着するカビ以上にやっかいなのが皮膚に発生するカビです。あせもと間違われることが多く、皮膚カビの存在を知らないと間違った対処をして悪化します。皮膚に付着するカビは健康な人の皮膚にいる常在菌の一種ですが、過剰に増殖すると、胸、背中、首、肩、脇の下などに発疹ができます。

生活習慣の改善を

原因となる菌は皮脂を栄養源とするため、脂性肌の人や皮脂の分泌が盛んな若年層に多くみられます。高温多湿な環境や汗が悪化因子のため、夏場は症状が出やすくなります。外用の抗真菌薬で治療できますが、再発を繰り返したり広範囲に広がっていたりする場合、内服薬も併用した方が効果的です。ただし、原因菌は常在菌のため、悪化原因となる生活習慣などを取り除かないと再発を繰り返しやすくなります。気温の高い季節は汗をかいたままにしないよう心がけ、肌を清潔に保ちましょう。

耳のカビ

最近、若年層を中心に増えているのが耳のカビです。外耳部分にカビが生えて炎症が起こります。感染するカビは空気中に存在している菌なので、感染を確実に防ぐことは難しいです。膿が出る耳だれや強いかゆみが代表的な症状です。1回発症すると治るまで時間がかかる上、放置したままだったり鼓膜近くまで炎症が進行したりすると、聴力の低下にもつながりかねません。

イヤホンが原因

炎症を起こす原因として多いのは耳掃除ですが、最近増えているのがイヤホン使用です。外耳には鼓膜があるためイヤホンを装着すると密封された空間になります。すると耳の中が高温多湿状態となり、カビが生えやすい状況になるのです。耳鼻科を受診して菌の感染を確認できれば、耳の中に感染している菌を完全に取り除き、その菌に合った抗生剤を服用すると、だいたい数週間で快方へ向かいます。再発防止にはイヤホンの使用方法の見直し、例えば1時間ごとにイヤホンを外すことを習慣づける等の対策が必要です。

    

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