日常生活でのコツ 「よく笑う・よく眠る」

ストレスを減らす「笑い」

「笑う門には福来たる」、このことわざは少なくとも健康に関する効果については本当のようです。ストレスがかかると、私たちの体内の副腎皮質から分泌されるストレスホルモンが、血液中に増えてしまいます。しかし、笑うとストレスホルモンが減ることがいくつかの研究で明らかになっています。

「作り笑い」でも構わない

ストレスが減れば免疫力は上がるので、笑いは免疫にとってとても大切です。「なかなか面白いことがないから笑えない」という方もいるでしょうが、実は作り笑顔でも免疫細胞が活性化することが分かっています。免疫力UPのためにまずは笑ってみましょう。自然ではない笑いでも健康に良い影響があるという理由は、一説には笑うことによって深い呼吸ができるからと考えられています。浅い呼吸をしていると細胞への酸素供給量が少なくなり、細胞や組織の抵抗力が低下して病気になりやすくなるようです。

睡眠はしっかり

睡眠不足は免疫力を低下させます。免疫細胞は夜間に古い細胞が死んで新しい細胞が作られます。夜に寝ないと細胞の入れ替わりがしにくくなるので、しっかりとした十分な睡眠が必要なのです。長時間の睡眠が取れなくても、体を横にして休んだり20分ほどの昼寝をしたりするだけで免疫力を高められます。ただし睡眠中の免疫力は下がりますので、寝室の温度を下げすぎない、湿度を低くしすぎないなど、細菌が活性化しない状態にするよう努めましょう。

規則正しい生活を

睡眠をしっかり取るだけでなく、規則正しい生活をすることが大切です。自律神経のバランスが崩れてしまうと免疫力は低下するので、日頃から自律神経のバランスを崩さないように努めることが必要です。自律神経は繊細で生体リズムとの関係も深いので、夜更かしや食事時間が不規則すぎることは非常に悪影響を及ぼします。規則正しい生活を崩さないことがとても大切なのです。

    

マガジン表紙へ