関係なさそうなのに・・・目に大切な生活習慣とは?

血行は大きなポイント

目は身体全体からするととても小さいですが、そのわりにたくさんの血液を必要とする部位です。疲れがたまるなどで全身の血行が悪いと、目に不調がでやすくなります。また、目のピントを合わせる働きをしているのは自律神経なので、自律神経のバランスが崩れると、目に不調が出やすくなります。

自律神経との関係

目のピントを合わせる動きには自律神経が深く関係しています。スマホなどの近くの画面に焦点を合わせる時には、目の中の毛様体筋という筋肉が働きます。この指令を出すのは副交感神経という身体をリラックスさせる自律神経です。一方、目に入ってくる情報によって、脳が興奮して(副交感神経とは逆の働きをする)交感神経も活発化します。リラックスと緊張をつかさどる神経の両方が同時に働くことにより、自律神経に負担がかかり疲労しやすいのです。

食事・睡眠・運動

目の健康には思っている以上に日常の生活習慣が影響しています。例えば、偏食せずに緑黄色野菜や豆、海藻類などバランスの取れた食生活がとても大切なのです。特にナッツなどのビタミンEは目の老化防止に役立ちます。また、目の働きに直結する脳の疲れをとるためには十分な睡眠が必要ですし、目の動きを良くするには血行を促進する運動も必要です。

最も気になるストレス

特に影響が大きいのがストレスです。ストレスを感じて身体が緊張状態になると、交感神経が優位になります。すると、涙の分泌が少なくなり、まばたきの回数も減り、ドライアイになりやすくなります。ドライアイは単に目が乾くだけと軽く考える人も多いですが、ドライアイになると涙の成分バランスが崩れ、角膜や結膜など目の表面細胞に問題が生じます。ドライアイに限らず、目の不調を感じたら「たかが目のこと」と思わず、早めにケアしましょう。

    

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