お風呂でできる! 動きの少ない筋トレとは?

「アイソメトリックス」

家でできる運動として活用したい場所がお風呂です。お風呂での運動は安全に行なえることが大切なので、おススメしたいのは、大きな動きを伴わない「アイソメトリックス」です。筋肉を伸縮させずにその場で7秒間だけ力を込めるというもので、腕相撲をイメージすると分かりやすいかもしれません。

胸筋、腹筋、背筋

一番よく知られているのが胸の筋力をアップさせる形です。両手を合わせるお祈りのポーズで、肘を上げ気味にして両手を6割の力で7秒間真ん中に押し合います。この時に呼吸は止めずに意識を胸の筋肉に集中させましょう。腹筋に対しては、腹筋に力を込めて約6割の力で7秒間キープします。背中の筋力アップには、両腕を後ろに回して腰のあたりで重ねてから、肩甲骨のあたりを意識して7秒間、6割ほどの力を込めます。

ポイントは、6割の力で7秒間

どの形においても6割の力で7秒間というのがポイントです。6割の力というのは分かりにくいかも知れませんが、この6割という数字は研究によって最大限の効果を上げるために導き出された数字です。ですから、筋力維持や運動不足解消のためでしたら、厳密な6割にはこだわらず、およそ半分の力で行なうという感じで良いでしょう。

タオルを使って…

動きがあった方が良いという方には、アイソメトリックス以外の少し動きのある運動をオススメします。タオルを使って上半身を効果的に鍛えられます。まず、タオルを肩幅で持ち、ピンと張ったまま両腕をまっすぐ頭上に持ち上げます。つぎに、息を吐きながら肘を引いて、タオルを首の後ろを通して肩まで下ろしましょう。肩甲骨に力を入れて10秒間そのままの状態を保ち、その後、息を大きく吸って頭上にタオルを戻します。これを数回繰り返しましょう。

    

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