最近は自治体でも行なわれる「認知症検査」


最近では自治体でも検査

年をとってくると誰にでも起こる物忘れ。通常は心配ないですが、単なる物忘れの中にも「認知症予備軍」がいて、そのままでは5年後には7〜8割が「認知症」に移行する危険性があります。最近では自治体でも認知症健診を行なうところも増えていますので、ぜひ一度受けてみましょう。

例えば、こんなチェック

例えば、アルツハイマー型認知症を見つけるために、簡単なスクリーニングテストが行なわれます。「言葉の即時認識」、「日時の見当識」、「言葉の遅延再認識」、「図形認識」などの質問項目で、タッチパネルパソコンとの対話形式で行なうと約5分で終わる簡単なテストです。より詳しく診る必要がある人に対しては、医師による行動心理症状(BPSD)チェックなどが行なわれます。認知症は早期診断と早期治療がとても大切です。しかも、初期段階では診断が難しいため、専門医療機関を受診することがより大切なのです。

自宅でできる簡易チェック

自宅で出来る認知症の簡易チェックもあるので、まずはこれを試してみましょう。ただし注意したい点は、自己チェックでは認知症は判断しにくいものだということです。このチェックは自分で行なうというよりは、家族や近しい人が行なうものになっていることを理解しておきましょう。

◇年齢はいくつ? (かぞえ年を考慮して2年までの誤差は正解)
◇今日は何年の何月何日? ◇何曜日?
◇3つの言葉(「桜・猫・電車」もしくは「梅・犬・自動車」)を覚えて言ってもらう。後でまた聞くので、よく覚えるように伝える
◇100から7をひいた数字は? さらにまた7をひくと?
◇3ケタの数字を言って、それを逆から言ってもらう
◇先ほど覚えてもらった3つの言葉をもう一度言ってもらう
◇知っている野菜を10個言ってもらう

    

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