ストレスやうつ対策には大切な栄養とは?

栄養素の欠乏で心の病に・・・

心の病は様々なことから起こります。もちろんストレスといった精神的なことが一番の要因ですが、他にも、栄養素の欠乏から起こることもあると言われています。秋は色々な食材がおいしくなる季節でもあるので、心だけでなく身体にも良い食事について考えてみましょう。

心のケアに欠かせない「亜鉛」

心のケアを考える上で大切な栄養素は亜鉛です。神経細胞間の刺激伝達物質の合成に必要なので、集中力や記憶力の低下につながり、さらには「うつ病」の一因にさえなったりします。亜鉛欠乏を改善したところ「うつ病」が改善されたという事例があるほどです。牡蠣に最も多く含まれ、肉類では牛肉に多く含まれます。その他、豚や鶏のレバーもオススメです。

ストレスがあると失われやすい「マグネシウム」

ストレスによって失われやすいマグネシウムも大切な栄養素です。マグネシウムがずば抜けて多く含まれる食品はありません。比較的多く含まれるのは海藻類や豆類といった食品で、和食メニューにすると比較的摂りやすい栄養素なのです。おススメは朝の玄米と納豆です。玄米は100gで49mgのマグネシウムが摂れ、納豆も50gで50mgのマグネシウムが摂れるので、これだけで1日の必要量の3分の1を摂ることが出来ます。

カルシウムも大切

カルシウムは骨や歯を形成する以外にもたくさんの働きがあり、特に重要なのが神経の興奮を抑える作用です。カルシウムが多く含まれる食品としては乳製品や小魚、手軽に取れる菜っ葉類や豆腐類にも含まれています。問題点は吸収率が低いことで、一番吸収率の高い牛乳でも約40%で、小魚で30%、野菜で20%とかなり低いのです。小分けに摂ると吸収がよいので、少しずつでも毎食ごとに摂りましょう。

    

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