心にとって大切な栄養素を知ろう

心の病・・・実は栄養不足化も

心の病は様々なことから起こります。もちろんストレスといった精神的なことから起こすことも多いのですが、栄養素の欠乏から起こることもあると言われています。色々な食材がおいしくなる秋には、ぜひ身体のために良い食事についても考えてみましょう。

不足するとキレやすい・・・

心のケアを考える上で大切な栄養素は、何といっても亜鉛です。亜鉛は、神経細胞間の刺激伝達物質の合成に必要なので、不足が続くと「うつ病」の一因になるだけでなく、集中力や記憶力の低下にもつながります。最近「キレる」子供の原因の一つが亜鉛不足ではないかとの指摘がされています。亜鉛欠乏を改善したところ「うつ病」が改善されたという事例があるほどなのです。

不足すると、身体が不調に・・・

睡眠障害、食欲不振、全身倦怠、頭痛、肩こりなどの身体の不調にでるのが「仮面うつ」です。これが実は、ビタミンＢ群の不足から起こる場合もあります。身体が疲れやすいのは、身体にたまった老廃物がうまく代謝されていない場合があります。ビタミンＢ群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝に働くので、ビタミンＢ群が足りないと、疲れやすくなってしまうのです。

白米を玄米に替えると

亜鉛は精米時に取り除かれる部分に多く含まれます。また、ビタミンＢ群をまんべんなく摂ることができる食品は、玄米や小麦全粒粉です。ビタミンＢ群は摂りだめ出来ない栄養素なので、毎日の主食で摂ることがおススメです。亜鉛にしてもビタミンＢ群にしても、白米を玄米に変えるだけでかなり摂取量を増やすことができます。今年の秋はぜひ主食を玄米に替えて、より心身共に健康になりましょう。

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