防災グッズ〜きちんと整理して考えよう〜


必要なものは4つに分けて考える

必要なものを考え始めると、かなりの量になってしまいそうな防災グッズ。しかし、いざという時に必要なものが使えなければ意味がありません。あれもこれもと混乱しないように、「予防対策品・備蓄品・非常持ち出し袋・貴重品や日常携帯品の取り扱い」の4つに分けて考えましょう。

≪予防対策品≫
室内での危険は、家具の転倒・火事・ガラス割れなどを考えておく。前もって予防や被害拡大阻止に役立つものを準備する。
【家具転倒防止器具・ガラス飛散防止フィルム・消化器・脱出用の靴(寝室に準備)・ヘルメットや防災ずきん】

≪備蓄品≫
実際に使えないと意味がないので、置き場所を全員に周知し、使い方の練習もしておく。水や食料などは必要分を計算し、定期的に有効期限を確認。
【飲料水(1人当り:1日2Lを3日分程度)・水を入れるタンク・非常食・懐中電灯・ラジオ・簡易トイレ・水のいらないシャンプー・ウェットティッシュ・カイロ・テント】

≪非常持ち出し袋≫
持てる量には限りがあるので、本当に必要なものに厳選する。備蓄品と同じ物でも小型軽量のものを別に用意する。
【飲料水(1L程度)・懐中電灯・ラジオ・ビニール素材の上着・軍手・マスク・笛・ナイフ・飴・簡易トイレ・ウェットティッシュ】

≪貴重品・日常携帯品の取り扱い≫
毎日使っている日常携帯品はすぐに持って出られるように置き場所を決めておく。通帳やクレジットカードの番号をメモにまとめる。薬歴や病歴メモも作成する。
【身分証明書・メガネ・薬・自分にとって大切なもの】

企業の防災対策は大切

あとは自身や団体の状況に応じて必要なものを考えましょう。家庭はもちろんのこと、企業の備えも大切です。顧客の安全を守れば企業の信頼が増しますし、社員の安全が確保されれば、より早い災害復旧が可能になります。