食事で胸焼け・・・ほっといちゃダメ!


最近増えてる「逆流性食道炎」

食べた後に胸焼けを感じるなどの症状がでる「逆流性食道炎」。食道と胃の間には弁があり、食べ物や胃酸が逆流しないようになっているのですが、その弁が緩くなってしまい、胃液が胃から食道へ逆流し、食道の粘膜に炎症が起きる病気です。食道の炎症が慢性化すると、食道ガンの原因になる可能性も言われるだけに放置しておくことは危険です。

1つでも当てはまれば・・・逆流性食道炎かも

◇胸焼けが1ヶ月以上続く
◇胃もたれ・胸の痛み・のどの異常感などがある
◇酸っぱい胃液が込み上げてくることがある
◇ものを飲み込む時につかえる感じがある
◇胸にしみる痛みがある
◇食べ過ぎた時や脂肪分を食べた時に胸焼けが悪化

脂肪は弁を開きやすい

加齢とともに弁が緩くなるため、高齢者に多い病気ですが、食生活の欧米化などで、最近は若い人にも増えています。対策法として、ゆっくり食べる、食べ過ぎないといったことが大切です。特に、脂肪を摂り過ぎないように注意しましょう。脂肪を摂取した時にでるホルモンの影響で、食道と胃の間の弁が開きやすくなってしまうのです。また、脂肪の摂り過ぎで肥満になると、お腹の脂肪が胃を圧迫して逆流が起きやすくもなります。

逆流を起こしやすい食べ物とは・・・

一見消化が良さそうなのに、経験的に逆流を起こしやすいことが分かっている食べ物があります。野菜では、かぼちゃ・さつまいも・たまねぎ・トマトなどがあります。その他にも、柑橘類・豆類・和菓子なども逆流を起こしやすいと言われています。飲み物では、炭酸ガスを含む清涼飲料水やアルコール飲料は、胃が膨らみやすく弁が開きやすくなってしまいます。

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