耳あか取りが流行中〜


さいきん流行のパーツケア「耳」

最近流行っているパーツケアが「耳」。簡単に「耳かき」を10分1000円程度でしてくれるものから、「イヤーエステ」として、70分かけて産毛剃りやマッサージもしてくれるコースまで、色々とバラエティーに富んでいるようです。それだけ耳の手入れを好きな人が多いのでしょう。ただし、好きだからといって、毎日のように耳かきするのは良くありません

耳あかにも重要な役割

耳あかは外耳道(耳の穴)の耳垢腺から出る分泌物で、汗と同じ汗腺の一種です。耳の老廃物ですが単なるゴミではなく、とても重要な働きをしています。耳あかは、酸性であることと、タンパク質分解酵素を含んでいることから、殺菌作用があります。また、脂肪も含んでいるので、皮膚の表面を保護してくれています。

取り過ぎも溜め過ぎもダメ

耳あかを取り過ぎて外耳道を傷つけると、皮膚のびらんや水性の耳だれなど、慢性の外耳道炎を引き起こしやすくなります。しかし、耳あかの溜めすぎもよくありません。耳垢腺の分泌物、はがれた皮膚、ゴミや毛などが固まって外耳道をふさいでしまうと、難聴や耳鳴りの原因になってしまいます。特に、水泳や洗髪などで耳に水が入ると、耳あかがふやけて膨らむので注意が必要です。耳かきは週に一度くらいが適当でしょう。

「あめ耳」の人は注意が必要

耳あかの種類には、カサカサした「ふけ耳」とベトベトした「あめ耳」があります。どちらのタイプなのかは遺伝的な体質によるものですが、一般的に「あめ耳」は欧米人に多く、日本人は「ふけ耳」の方が多いと言われています。「あめ耳」の人は、より耳かきには注意が必要です。綿棒で耳の入り口付近だけを時々ぬぐい取るようにしましょう。

    

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