女性の甘党は生まれつき!?


女性のほうが甘いものを好む傾向にあるのは、実は生まれつき。新生児というほとんど本能だけで生きている時期であっても、女性は甘いものを好むことが、ある実験で判明しました。

女児は甘いと20%も多く飲む

新生児に普通のミルクと糖分を加えて甘くしたミルクをそれぞれ与えたところ、男児は甘いミルクのほうを“若干”多く飲む程度だったのに対し、女児は甘いミルクを“20%以上も”多く飲んだという結果になりました。

甘党の原因は女性ホルモン?!

ある動物実験では、メスの(女性ホルモンを分泌する)卵巣を摘出すると甘党でなくなり、もう一度女性ホルモンを注射すると甘党に戻りました。また、生理の前後や妊娠中は、とくに甘党になる女性が多いことが知られています。それは、ホルモンバランスが変わることが原因だと言われています。ただし、「甘みを好まない=女性ホルモン不足」ではないのでご心配なく。

男性に女性ホルモン投与しても効き目なし

ちなみに、「オスに女性ホルモンを投与しても甘みを好まない」という事です。オスの場合、出生前後に男性ホルモンの影響を受けて脳が「オスの脳」になり、女性ホルモンの作用を受けにくいため、あとから投与しても変化が生じないのではないか、と考えられています。