朝日を浴びよう


朝起きたら、まず光を浴びよう!

夏休み中はついつい朝寝坊でもいいと思ってしまいますが、たとえ休みでも朝早く起きて太陽の光を浴びることは健康のためにとても大事なことなのです。朝に起き抜けの光を浴びることにより体内時計はリセットされ、体内リズムが活動の方向に向かうのです。

体内時計は、光でリセットされる

私たちの身体の中の生物時計は、約25時間の周期で休息と活動の信号を脳から送り出し、体内のリズムを作っています。この体内のリズムを「サーカディアンリズム(概日リズム)」と言います。1日は24時間なのに、生物時計では約25時間。この1時間ほどのずれは、朝になって起き抜けの光を浴びることにより生物時計はリセットされて、体内リズムが活動の方向に向かうのです。

曇っていても、光は十分

睡眠にとって光はとても大切なもので、睡眠から目覚めた時に、ある程度の光を浴びさせることによって脳を覚醒させ、14〜16時間後に眠気が訪れるように生体リズムを調整し、眠れるようにする療法もあるほどです。最近では、2500〜3000ルクスの光を発する家庭用照明器具も3〜4万で市販されています。ただ、晴れた日はもちろんのこと、曇の日でも、人間の覚醒に必要な2500ルクス以上は十分にありますので、やはり太陽の光に勝るものはないでしょう。

睡眠中は成長ホルモンが分泌される

睡眠中には成長ホルモンが分泌されますので、子供にとって睡眠はとても大切なことといえます。また、成長ホルモンは肌のダメージを修復させますから、大人にとっても関係のあるホルモンといえます。夏休み期間はついつい大人の時間に子供を合わせてしまいますが、大人が子供の時間に合わせて親子で早寝早起きした方が、子供にも大人にも健康的といえるでしょう。