朝食抜くと、虫歯が増える


アメリカの厚生省の発表

「朝ご飯を抜いたり、野菜や果物を1日5種類未満しか食べない、といった食生活を送る子供は、虫歯になりやすい」との研究結果が発表されました。これは、アメリカ厚生省疾病管理・予防センターが、2歳から5歳の子供を対象として、食生活と虫歯の関連を解析した結果です。

日本での実態調査

こうした実態調査は日本でも行なわれており、その結果からも「朝食を食べなかったりすることがある子供ほど虫歯がある割合が高い」ということが分かっています。朝食を毎朝食べている子供で虫歯のある割合は57%だったのに対し、時々食べる子供では71%、ほとんど食べない子供では80%も虫歯があったのです。

朝食を取らないことで起こる様々な害

まず、朝ごはんを食べないと、起床時の、脳を始めとする身体のエネルギーが不足している状態のままで、集中力が無くなります。又、胃腸のリズムが不規則になり、便秘がちになってしまいます。更に、子供の頃から朝食抜きが習慣になってしまうと、その習慣は大人になっても改善しにくいのです。こうした食習慣を続けていれば、肥満や生活習慣病になる危険性も高くなります。

大人も朝食を取らない人が多い!

子供の見本となるべき大人が「1週間のうち2〜3日以上朝食を摂らない人は、20代男性で45%、30代で30%」を占め、「20代男性では26%がほぼ毎日食べない」というデータもあります。「独身20代女性では、(80%近くの人が"朝食は大切な食事"と考えているにも関わらず)実際、「毎日朝食をとるのは58%、一人暮らしだと45%」という結果です。

朝食を摂って、元気な生活を

身体は、朝食を摂ることで体温を上昇させ血流を良くし、消化器系の活動が始めるのです。脳のエネルギー源である、ご飯・パンなどの糖質をとって、脳の活力をアップさせることが必要です。